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おいしいNEWS TOPへもどる「おうち縁日」を楽しもう!【1】ホットプレートでバラエティ焼き鳥
夏の楽しみといえば、縁日。ずらりと並ぶ屋台の食べ物はにぎやかで目にも楽しく、なんだか特別おいしく感じられます。しかし今年は残念ながら、お出かけそのものがなかなか難しそう。それならちょっとした工夫で楽しめる「おうち縁日」はいかがでしょう。大人も子どももお祭り気分が味わえるメニューの数々を、柴田真希さんに教えていただきました。どれもとっても手軽だから、子どもも一緒に作れちゃいます。
私にとって焼き鳥は、正直言うと「外で買って食べるもの」でした(笑)。仕事が忙しい日でも焼きたてを買ってくれば、サッと食卓に出せる便利なお惣菜。でも、ホットプレートで作ってみたら、意外な楽しさ&おいしさを発見! 家族それぞれが好きな具を串に刺してホットプレートに並べれば、目の前で香ばしい匂いが立ちのぼり、ジュージュー焼ける音にもワクワク……。「目の前で焼きあがるのを待つ」というのも、屋台らしいエンタメ感で、テンションが上がりますよね。焼肉のたれを使えば、簡単なうえに味もバッチリ決まります。ここで紹介するものは、あくまで一例。使う具材はそれぞれの家庭の好みにあわせ、楽しく自由にアレンジしてみてくださいね。
バラエティ焼き鳥の材料(4人分)
【ねぎま】
・鶏もも肉……1枚
・長ねぎ……1本
【アスパラベーコン】
・アスパラガス……4本
・ベーコン……4枚
【豚バラトマト】
・豚バラ薄切り肉……4枚
・ミニトマト……8個
・サラダ油……小さじ1
・「黄金の味 中辛」……適量(大さじ1/2+大さじ2)
・塩……適量
作り方-焼き鳥の具材の作り方-
(1)鶏肉をひと口サイズに、長ねぎを4~5cmの長さに切ります。鶏肉、長ねぎの順に串に刺し、【ねぎま】を作ります。皮も一緒に串に通さないと、焼いたとき身から外れてしまうので、注意を。
(2)【アスパラベーコン】は、アスパラガスを4等分に、ベーコンを半分の長さに切ります。アスパラガス2切れをベーコンで巻き、2個ずつ串に刺します。
(3)豚肉を半分の長さに切り、表面に薄く「黄金の味 中辛」(大さじ1/2)をぬります。
(4)ミニトマトを(3)で巻いて2個ずつ串に刺し、【豚バラトマト】を作ります。肉巻きトマトは、それぞれの肉の巻き終わり部分をくっつけるように串に刺すと、焼いているときはがれにくくなります。
作り方-焼き鳥の焼き方-
(5)ホットプレートにサラダ油を薄くのばし、中温に温め(1)~(4)の串を並べます。【ねぎま】に「黄金の味 中辛」を薄く塗り、蓋をして3~5分焼きます。
(6)串を裏返したらさらに「黄金の味 中辛」を何度か塗りながら、蓋はせずに中まで火が通るよう焼きあげます。
(7)お好みで塩をふり、完成です。
家族が好きな具材を自由に焼いて楽しもう!
串に刺す具材は「焼き鳥だから」とこだわらず、家族のお好みで楽しんでください。エビやソーセージ、エリンギやカマンベールチーズなど洋風の串焼きもおすすめです。同じホットプレートで、肉巻きおにぎりやトウモロコシを焼いてもいいですね。焼き方は、はじめに蓋をして蒸し焼きにすることで、中まで火が通りやすくなります。たれはたっぷりつけてしまうと焦げやすくなるので、何度かに分けて少しずつ重ね塗りしていきましょう。甘辛いたれは、食欲をそそる最高の調味料。たっぷり食べて栄養をつけ、夏バテも吹き飛ばしてしまいましょう。
ホットプレートでジュージュー焼くのが縁日気分を後押し
家で作るとつい、「フライパンでまとめて焼いたら楽では?」なんて思ってしまいそう。でもここはあえて「縁日らしさ」を重視したいところ。ダイニングテーブルにホットプレートを出し、目の前で焼く楽しさが重要です。テーブルコーディネートは、手拭いやうちわをあしらえば、お祭り気分が盛り上がります。子どもが大好きな夏のおもちゃ・水風船も、夏らしい雰囲気を高めてくれる小道具に変身。取り皿には紙皿を使い、ベランダやお庭など外で食べても、縁日らしさが楽しめそうですね。
PROFILE:柴田真希
管理栄養士・料理家。女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。テレビ番組の料理コーナー出演や、出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーや飲食店のメニュー開発やプロデュースなども手がけている。著作に『切るだけ&漬けるだけ!
おうちで簡単ミールキット』(学研プラス)ほか、多数。(編集/ワン・パブリッシング)