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2018.08.29

お鍋のじゃがいもの
「煮崩れ」からの解放。

お鍋のじゃがいもの「煮崩れ」からの解放。

おでんなどのお鍋でだしの染みたじゃがいもはとてもおいしく、家族みんなに人気の具材です。しかし、少し煮崩れしたじゃがいものとろみを楽しむカレーや肉じゃがなどとは違い、お鍋で煮えたじゃがいもは慎重に扱わないと煮崩れてしまうのが悩みの種です。

今回は、じゃがいもが食べごたえのある大きさでしっかりと煮え、煮崩れからも守ってくれる、お茶パックを活用したアイデアをご紹介します。

STEP1:じゃがいもの切り方
じゃがいもはよく洗って土や汚れを洗い流しましょう。
皮をむき、一口大よりも少し大きめの食べ応えのあるサイズに切り、水にさらします。
新じゃがの場合は皮が薄いので、皮はむかなくてもかまいません。
①じゃがいもをよく洗います。芽に土や砂がつまっている時はたわしを使うと便利です。
①じゃがいもをよく洗います。芽に土や砂がつまっている時はたわしを使うと便利です。
②じゃがいもの皮をむき、芽を取ります。
②じゃがいもの皮をむき、芽を取ります。
じゃがいもを切ります。こぶしよりも小さいものなら4等分、こぶしより大きいものなら6等分が目安です。
③じゃがいもを切ります。こぶしよりも小さいものなら4等分、こぶしより大きいものなら6等分が目安です。
④切ったじゃがいもをボウルに入れ、水にさらします。あまり長くおかず、1分程度を目安にざるにあげてください。
④切ったじゃがいもをボウルに入れ、水にさらします。あまり長くおかず、1分程度を目安にざるにあげてください。
STEP2:お茶パックへの詰め方
スーパーや100円ショップなどで手に入る「お茶パック」を使います。
だいたい50〜100枚入りが100円程度で購入できます。
薄手で、紐などが付いていない、折り返して袋とじにするタイプをお選びください。
写真では9.5cm×7.0cmサイズを使用しています。
①お茶パックを準備します。切ったじゃがいも分の枚数を取り出しておきましょう。
①お茶パックを準備します。切ったじゃがいも分の枚数を取り出しておきましょう。
②水をきったじゃがいもをお茶パックに詰めます。固形なので詰める作業はとても簡単。お鍋で煮た後に取り出しやすいよう、袋を閉じるための折り返しは使用せず、写真のように片側が開いた状態でお鍋に入れます。
②水をきったじゃがいもをお茶パックに詰めます。固形なので詰める作業はとても簡単。お鍋で煮た後に取り出しやすいよう、袋を閉じるための折り返しは使用せず、写真のように片側が開いた状態でお鍋に入れます。
STEP3:お鍋からの取り出し方
いつも通り、お鍋にじゃがいもを入れて煮ます。他の具材とこすれ合っても、お茶パックで包まれているのであまり煮崩れしません。じゃがいものサイズをお茶パックの大きさに合わせると、より崩れにくく、煮ている途中で飛び出してしまうこともありません。
煮えたじゃがいもをお鍋から取り出す時は、おたまや菜箸、トングなどでお茶パックごと引き上げます。菜箸やトングの場合、じゃがいもをつかまず、お茶パックの端をつまんで引き上げましょう。お皿の上で袋を逆さまにして、じゃがいもをすべらせるように取り出します。
大きな鍋でたくさんのおでんを作り、一食分を小さな鍋や器に取り分けて食卓に出す時は、そのタイミングでお茶パックから取り出しておくと、家族が食べやすくなりますね。

じゃがいもを楽しむお鍋ピックアップ

じゃがいもおでん
じゃがいもおでん
じゃがいもと鶏肉の和風ポトフ
じゃがいもと鶏肉の和風ポトフ
管理栄養士&フードコーディネーター 松田みやこ
管理栄養士&フードコーディネーター 松田みやこ

短大卒業後は保育園に就職。約4年半、栄養士として給食業務に携わる。
その後、大手GMSの食育運動に約2年携わったのち、大手総合卸会社に転職後はSMやデパ地下のメニュー提案、商品開発の業務を約4年半行う。

その後、2010年祐成クッキングアートセミナーにてフードコーディネーター養成コース卒業、翌年2011年管理栄養士資格の取得。

現在は特定保健指導や企業向けにフードスタイリング、レシピ開発、メニュー提案などを行っている。
5歳と3歳の子供を持つ。

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