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プロカメラマンに習う! スマホ撮影 ワンランクアップ術【2】家族の想い出を最高の一枚に!

プロカメラマンに習う! スマホ撮影 ワンランクアップ術【2】家族の想い出を最高の一枚に!
卒園式や入学式、お花見など、特別な記念日やイベントのときだけでなく、家族と過ごす日常での瞬間も写真に残しておきませんか?
そこで今回は、スマホを使ったじょうずな家族写真の撮り方を、フォトグラファーその江さんに指南していただきました。
iPhoneの機能を使った撮影テクニックを覚えておくと、写真がいっそう魅力的に!
家族の日常を写真におさめて、かけがえのない瞬間を残そう!

家族の日常を写真におさめて、かけがえのない瞬間を残そう!

何気ない日常の、ナチュラルな姿を写した家族写真は、子どもの成長を記録できるのはもちろん、のちに家族みんなで想い出を語り合える大切な一枚に。家でくつろいでいる日常の風景を切り取ったり、いつも遊んでいる公園で撮影したり。ふとした瞬間を逃さずに撮りましょう。
お出かけ先など屋外での撮影や、子どもといっしょに遊びながらの撮影では、コンパクトで手軽に撮れるスマホがぴったりです。元気に遊んでいる子どもを撮影するときなど、被写体が動く場合は連写して撮るのが基本なので、たくさん撮って躍動感のあるショットを選びましょう(連写の仕方は第1回目の記事を参照)。

LESSON1 三脚を使って家族全員のポートレートを撮ろう! 動きのあるポーズで撮ると、さらに楽しい!

LESSON1 三脚を使って家族全員のポートレートを撮ろう! 動きのあるポーズで撮ると、さらに楽しい!

家族全員で写真を撮りたいときは、三脚を使いましょう。
三脚は、自分の目で見ている画が撮れるよう、目線の高さまであるものを用意するのがポイントです(写真a)。

三脚にスマホを設置したら、カメラのセルフタイマー機能を活用。
iPhoneの場合は、画面上の「Λ」をタップし、画面下に表示される「タイマー」のアイコンをタップ。設定したい時間(3秒または10秒)をタップすればOKです。シャッターボタンをタップするとカウントダウンがはじまり、設定した秒数のあとに連写で撮影されます。写真を表示して「選択」をタップし、じょうずに撮れた写真をセレクトしましょう。

撮影時のポーズにもひと工夫。
ふだんは、静止したポーズで撮ることが多いと思いますが、カメラの前で動いて遊んでみるのもおすすめです。
たとえば、家族みんなで手をつなぎ、シャッターに合わせてジャンプしてみましょう。ポーズも決まるうえ、楽しいのでとびきりいい笑顔の写真に!

LESSON2 広範囲の写真を撮りたいときは超広角レンズを使ってみよう!

LESSON2 広範囲の写真を撮りたいときは超広角レンズを使ってみよう!

たとえば、家族で観光に行って高い建物などを入れて撮りたいときは、広い範囲を撮影できる超広角レンズを使うのがおすすめ。遠近感のある写真が撮れます。
iPhone 11以降の場合は、カメラのファインダーの下の表示を「0.5×」に合わせることで、超広角レンズに切り替わります。ここでは、超広角レンズ(0.5×)で遊具を上まで入れて撮影しました。遊具の奥行きが感じられ、下から見上げるように撮ることで迫力のある写真に。また、超広角レンズは近距離のものがデフォルメされるので、ユニークな写真が撮れます。
LESSON3 背景をぼかして人物をフォーカスする「ポートレート」モードで撮ってみよう!

LESSON3 背景をぼかして人物をフォーカスする「ポートレート」モードで撮ってみよう!

人物などの被写体が際立つように、背景をぼかして撮影できる「ポートレート」モードを使うと、一眼レフカメラで撮ったような素敵な写真に仕上がります。「ポートレート」モードに対応しているiPhoneの場合は、カメラを起動し、画面下で「ポートレート」を選択します(デュアルカメラ搭載のiPhone 7 PlusやiPhone 8 PlusかiPhone X以降のiPhone)。

ふつうに「写真」モードで撮った写真と比較してみましょう。
「写真」モードで撮ると、人物と背景にピントが合っているので、あまり絵になりませんが、「ポートレート」モードで撮影すると、人物のみにピントが合って背景はきれいにぼけるので、立体感が出て人物が引き立ち、雰囲気のある写真になります。
★家族の写真を撮るときのアドバイス

★家族の写真を撮るときのアドバイス

カメラのアングルを変えてみる、ポーズを変えてみるなど、いろいろなバリエーションにチャレンジしましょう。ひと味違った雰囲気の写真や、表情豊かな楽しい写真が撮れます。
たとえば、子どもといっしょに遊具に上って撮影すると、いつもと目線が変わって新鮮です。さらに、カメラのアングルを変えて撮影。下のアングルから撮ると、迫力のあるショットに。さらに、ふつうに立って撮るだけでなく、ちょっと身を乗り出して撮ると、動きが出て生き生きとした写真になります。

PROFILE:その江
 新潟県出身。東京造形大学卒業後、荒木英仁に師事する。2003年「Light
 Inguz」を設立し独立。独自の視点・感性で撮る広告写真等で活躍。スイーツからポートレート、風景までオールマイティな写真家として、カメラメーカーなどからの依頼も多数。近年の写真セミナーでは、「ハートで撮ること」の大切さを改めて伝え、子どもの写真を通じた教育事業にも力を入れている。公益社団法人
 日本広告写真家協会正会員
 https://www.lightinguz.net/
 (編集/ワン・パブリッシング)

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