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「おうち縁日」を楽しもう!【5】旅行気分が味わえる 台湾スイーツ豆花

「おうち縁日」を楽しもう!【5】旅行気分が味わえる 台湾スイーツ豆花

夏を彩る思い出のひとつといえば、縁日。魅力的な食べ物の屋台がずらりとならび、大人も子どももワクワク胸が踊ります。しかし今年は、にぎやかな場所へのお出かけがなかなか難しそうなご時世です。そこで柴田真希さんに教えていただいたのが、おうちで楽しめる縁日風のレシピ。いつものごはんやおやつとはちょっと違ったイベント感を楽しみながら、親子でワイワイ作ってみましょう。

豆花(トウファ)は、台湾の伝統的な国民的スイーツ。豆乳をにがりで固め、シロップをかけて食べるのが定番です。一世を風靡したタピオカも台湾発祥のスイーツですが、最近は豆花も人気が出てきているので、縁日の屋台にも増えてきそうですね。本場台湾では、夕方から夜中にかけて開催されるナイトマーケット「夜市」の定番スイーツでもあります。豆花は体にやさしい素材を使うので、夏の暑さで疲れ気味な体をいたわりたい日にもぴったり。今回はかき氷も使うので、普通のかき氷に飽きてきたという子どもたちも喜びそうです。異国情緒あふれるスイーツで、海外旅行気分を味わえるかも?

豆花の材料(4人分)

豆花の材料(4人分)

(A)
・粉ゼラチン……5g
・水……大さじ2

・無調整豆乳……500ml
・砂糖……大さじ1

(B)
・牛乳……200ml
・練乳……大さじ2

(C)
・水……100ml
・砂糖……大さじ4

(D)
・いちごジャム……大さじ4
・水……大さじ2

・マンゴー(冷凍)……適量
・きなこ……適量
・あんこ……適量

作り方-豆花を作る-

作り方-豆花を作る-

(1)小さいボウルに(A)を入れ、ゼラチンをふやかしておきます。
(2)豆花を作ります。小鍋に無調整豆乳と砂糖を入れて中火にかけ、沸騰させないように温めて火を止めます。
(3)(2)にふやかした(1)を入れ、ゼラチンを溶かします。
(4)(3)の粗熱がとれたらタッパーなどの容器に入れて冷蔵庫で3~4時間冷やし固めます。

作り方-かき氷とシロップを作る-

作り方-かき氷とシロップを作る-

(5)ミルクかき氷を作ります。(B)を混ぜ合わせ、製氷機などに入れて氷を作ります。※後からかき氷機で削るため、かき氷機専用の製氷カップがある場合はそれを使ってください。
(6)シロップを2種類作ります。(C)を小鍋に入れて砂糖が溶けるまで温めます。
(7)(D)をボウルに入れて混ぜ合わせます。
(8)器に(4)を入れ、お好みでマンゴー、きなこ、あんこ、(5)を削ったミルクかき氷をのせ、(6)か(7)のシロップをかけて完成です。

体にやさしいヘルシースイーツ

体にやさしいヘルシースイーツ

豆花の魅力は、やさしい味わいのほか、栄養もしっかりとれるおやつであること。豆乳にきなこや小豆、そしてフルーツ。たんぱく質とビタミンがとれますよ。甘いものが食べたいけれど、ダイエット中なので……という人も安心して食べられるヘルシースイーツと言えるでしょう。かき氷の有無やトッピングはレシピで紹介したものにこだわらず、家族が好きなフルーツで作ってみましょう。ぜひオリジナルのアレンジを楽しんでみてくださいね。

具材を並べて選んで盛り付けるスタイルに

屋台っぽく演出するコツは、はじめからトッピングを盛り付けず、小さな器に盛って目の前にズラリと並べること。「たくさんあって迷っちゃう!」「どれをのせようか」なんてあれこれ迷う楽しさも、屋台の醍醐味です。スプーンでなく「れんげ」を使って食べても、本場の感じが出るでしょう。ほてった体をひんやりやさしく冷やしてくれるスイーツで、夏を元気に乗り切りましょう。

PROFILE:柴田真希
 管理栄養士・料理家。女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。テレビ番組の料理コーナー出演や、出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーや飲食店のメニュー開発やプロデュースなども手がけている。著作に『切るだけ&漬けるだけ!おうちで簡単ミールキット』(学研プラス)ほか、多数。(編集/ワン・パブリッシング)

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