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おいしいNEWS TOPへもどる「おうち縁日」を楽しもう!【4】外国の屋台風 ケバブサンドイッチ
不思議な魅力に満ちている縁日は、大人にとっても子どもにとっても夏の思い出づくりにぴったり。でも今年は、中止になるものも多そうです。それならおうちで、縁日気分を楽しめる食べ物を作っちゃおうというのが、このシリーズ。第4回目となる今回は、異国情緒あふれる「ケバブサンド」を手軽に作れるレシピのご紹介です。レシピを教えてくれたのは、柴田真希さん。子どもも一緒に楽しみながら作れる、かんたんレシピです。
最近の縁日は、昔ながらのたこ焼きや綿あめだけでなく、いろいろな国の食べ物が楽しめるようですね。そこで今回は、「ケバブサンド」にチャレンジしてみましょう。ケバブとは、トルコとその周辺地域、そして中央アジアで主に食べられている「肉・野菜・魚など」の材料をローストする料理の総称のこと。日本では、ピタパンにはさんで食べる「ケバブサンド」がメジャーです。ケバブの店の近くを通ると、香辛料のきいたエスニックな香りが漂ってくるので、旅行気分になる……なんて人もいるのではないでしょうか。でも、おうちで作るには、ピタパンや特別な香辛料を手に入れるのがハードルになってしまいそうです。そこで、食パンと焼肉のたれでケバブサンドの雰囲気を楽しめる、お手軽サンドイッチを考えてみました。
ケバブサンドイッチの材料(4人分)
・牛薄切り肉……300g
(A)
・「黄金の味 中辛」……大さじ3
・ヨーグルト……50g
・トマトケチャップ……大さじ2
・トマト……1個
・キャベツ……3枚
・食パン(4枚切り)……4枚
・オリーブオイル……大さじ1/2
(B)
・ケチャップ……大さじ2
・マヨネーズ……大さじ2
・チリパウダー……お好みで適量
作り方-ケバブを作る-
(1) 牛肉をひと口大に切り、(A)に10分以上漬けておきます。トマトは薄めにスライスし、キャベツはせん切りにします。
(2)食パンを半分に切ってから、具材が入れられるように真ん中に切り込みを入れ、軽くトーストします。
(3)フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ(1)の牛肉を入れて炒めます。
(4)(2)のパンの間にキャベツとトマト、牛肉を入れ、お好みで混ぜ合わせておいた(B)をかけて完成です。
4枚切りの厚めのパンが作りやすさのポイント
お肉をたっぷり詰めこんだ豪華なサンドイッチは、大人でも満足できるボリューム。4枚切りの食パンは切り込みを入れるとポケットのように使えるので、たっぷり詰めた具がバラバラ落ちず、食べやすいという点もうれしいポイントです。もっと本格的な味わいにしたければ羊肉、もう少しあっさりしたければ鶏肉で作ってもいいですね。どんなお肉でも合いますから、いろいろなバリエーションを楽しんでみてください。
縁日ごっこを楽しむコツ
イベント感を出すには、子どもが屋台の店主になりきっても楽しそうですね。カットした野菜と炒めたお肉は親が用意し、オーダーにあわせて詰めるのは子どもの役目。お店屋さんごっこならぬ、縁日ごっこ? さらにそれっぽくしたいなら、サンドイッチペーパーで包むのもおすすめです。ピクニックやお弁当にも応用できる、縁日メニューです。
PROFILE:柴田真希
管理栄養士・料理家。女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。テレビ番組の料理コーナー出演や、出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーや飲食店のメニュー開発やプロデュースなども手がけている。著作に『切るだけ&漬けるだけ!おうちで簡単ミールキット』(学研プラス)ほか、多数。(編集/ワン・パブリッシング)