おいしいNEWS
おいしいNEWS TOPへもどる「おうち縁日」を楽しもう!【3】たこやきプレートでベビーカステラ
夏の楽しみといえば、縁日! キラキラのかき氷や焼き鳥の香ばしいニオイ。フワフワの綿あめなど、魅力的な食べ物がずらりと並びます。でも残念ながらこのご時世、人が集まるイベントは開催されないところも多いでしょう。そこでぜひ楽しみたいのが「おうち縁日」。縁日定番の人気フードを手軽に作れるレシピを、柴田真希さんに教えていただきました。第3回目となる今回は、子どもたちが大好きな「ベビーカステラ」です。
屋台がずらりと並んでいても、甘~い香りがひときわ存在感を放つ「ベビーカステラ」。子どもたちはもちろん、大人でも大好きだという人が多い縁日フードです。コロコロっとした形がかわいらしく、歩きながらでも食べやすいひと口サイズになっているのが、親切ですよね。縁日では一度にたくさん作るために専用の型が使われていますが、要はひと口サイズなら何でもOK! ワッフルメーカーやシリコン型など、いろいろな道具がありますが、今回は「たこやきプレート」で作るレシピをご紹介しましょう。子どもと一緒に楽しみながら作れるから、お休みの日のおやつにもおすすめです。
ベビーカステラの材料(4人分)
(A)
・薄力粉……200g
・ベーキングパウダー……小さじ2
・きび砂糖……80g
・塩……ひとつまみ
(B)
・卵……2個
・牛乳……200ml
・バター……20g
・ココアパウダー……大さじ1
・サラダ油……適量
・レーズン、ドライクランベリー、カシューナッツ、バナナ……各適量
作り方-生地を作る-
(1)(A)の粉類を、ふるって混ぜ合わせます。粉ふるいがないときは、茶こしやザルを使います。別のボウルに(B)を入れ、泡だて器で混ぜ合わせたら、ふるった粉を少しずつ加えます。
(2)粉を加えて混ぜ、を2~3回に分けてくり返し、粉っぽさがなくなるまでしっかり混ぜます。
(3)(2)に溶かしたバターを加えます。
(4)(3)を2等分にし、ひとつにはココアパウダーを茶こしでこしながらふるい入れ、混ぜ合わせます。
作り方-生地を焼く-
(5)たこ焼きプレートの穴にサラダ油を入れ、キッチンペーパーなどで薄くのばします。
(6)(4)の生地をスプーンで、穴の6~7分目まで流し入れます。
(7)お好みのトッピングをのせ、低~中温で3~5分焼きます。生地の表面がふつふつとしてきたら、竹串などを使って裏返し、さらに3分ほど焼きます。いくつか竹串で中心部分をさしてみて、竹串に生地がくっつかなければ完成です。すべて型から外して、お皿に盛り付けます。
トッピングは上にのせると見た目が華やかに
トッピングは生地の中に入れる方法もありますが、焼きあがったときに見えるように上に置くとかわいく華やかに仕上がります。生地にココアを混ぜるだけでなく、チョコチップも使いたい場合は、生地の上にのせると、チョコが鉄板に直に触れ、溶けてしまうため、チョコチップは生地の中に入れましょう。このほか、生地にシナモンパウダーや抹茶を使ったり、焼きあがったベビーカステラにジャムをのせて飾るのもおすすめです。生地を流しこむ量は、穴の6~7分目までに。加熱によって膨らむため、ふちギリギリまで入れるとあふれ出てしまうので注意して。
ラッピングすればお土産にも!
焼きあがって粗熱がとれたら、袋に入れてラッピングしてもいいですね。紙の袋に入れれば、縁日のベビーカステラそのもの!? 子どもの友だちが来たときなども、ちょっとしたお土産として役立ちます(ただし作ったその日のうちに食べるようにしましょう)。また第1回目の焼き鳥と同じく、ベビーカステラも、家族の目の前で焼くのが縁日らしさを楽しむコツと言えるでしょう。
PROFILE:柴田真希
管理栄養士・料理家。女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。テレビ番組の料理コーナー出演や、出版・WEB媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーや飲食店のメニュー開発やプロデュースなども手がけている。著作に『切るだけ&漬けるだけ!おうちで簡単ミールキット』(学研プラス)ほか、多数。(編集/ワン・パブリッシング)