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おいしいNEWS TOPへもどる『いざというとき慌てない! 困らない! これだけは備えておきたい防災テクニック』【2】防災対策の第一歩! 最低限備えたいもの<持ち歩きグッズ編>
災害には、いつどこで出くわしてしまうかわかりません。もしも外出先や通勤中、職場などで被災したらどうすればいい? そこで、整理収納アドバイザーで、防災のプロでもあるtakaさんにいつも持ち歩いている防災グッズを見せていただきました。グッズ選びや収納法にも、ポイントと工夫がいっぱいです。
外出時の備えに、「防災ポーチ」をバッグに入れておこう
今回は0次の備えである、日々携帯しておきたい防災アイテムについてご紹介します。災害に出くわすのは、必ずしも自宅にいるときとは限りません。最低限必要なものをまとめて、いつも持ち歩けるようにしておくと安心です。
ライト、ホイッスル、携帯電話、飲み水に、自分の必要なものをまとめた「防災ポーチ」を作り、いつもバッグに入れておくのがおすすめです。
寒暖の季節が切り替わる、9月と3月に中身を見直し、使用期限や賞味期限をチェックし、ライトがつくかどうかなどを確認しましょう。
プロが実践! 防災ポーチの中身と持ち歩きグッズ
ライトとホイッスルは、いざというときワンアクションで使えるよう、ポーチの外に取りつけます。
養生テープと油性ペンはメモ帳代わりにもなり、雨が降ったときでもはがれにくく、字も消えにくいので便利。災害時は、同じ用途のグッズでも、使い道の広いものを備えるのがポイントで、たとえばラップなら止血にも活用でき、軍手は防寒対策にもなります。
中身の見直しをくり返してバージョンアップし、最近では防災ポーチを入れたバッグインバッグを携帯するのが習慣に。
takaさんが防災ポーチ以外に持ち歩いているものをリストアップしました。
使うときをイメージして見直し、自分流にカスタマイズを
災害は、どこか他人事と思ってしまいがちですが、防災対策で大事なのは、自分事として備えることです。実際に行動することで、もしものときに必要なものを具体的に考えるようになるので、より自分に合った備えができるはずです。
takaさんの持ち歩きグッズも、使うときをイメージして見直しを重ね、ポーチとバッグインバッグを併用した現在のスタイルに。除菌グッズなど使用頻度の高いものはポーチから出してバッグインバッグに入れることで使い勝手がアップ。バッグを変えるときの、荷物の入れ替えもスムーズです。
持ち歩きグッズは、人それぞれに違います。
子どもと出かけるときは、お菓子や簡易トイレを多めに持つ、赤ちゃんがいる場合なら、おむつや手ぬぐい、防寒着などもプラスするなど、自分や家族に起こりうる状況をイメージし、必要なもの、必要な量を備えましょう。
外出先で、もし被災したら? 身を守る行動を覚えておこう
仕事中や買いもの中など、外にいるときに災害が起こったら、パニックにならず、冷静にその場にとどまり、バッグなどで頭や首などの急所を守ることが大切です。スーパーにいるときなら、買いものかごで覆ってもいいですし、会社ならデスクの下にもぐれるよう、日ごろからデスクまわりを整えておきましょう。地震の場合は、揺れが収まってから行動を。商業施設などに行った際は、非常口を確認することを習慣に。
地震の防災訓練として近年注目されている、「シェイクアウト」という訓練法があります。
そのときにいる場所で地震発生を想定し、「DROP(まず低く)、COVER(頭を守り)、HOLD ON(動かない)」という、合言葉のとおりの動作をします。
地震発生直後に身を守る行動として、覚えておくと役立ちます。
PROFILE:taka
整理収納アドバイザー・防災共育管理士®1級講師。「つづく、暮らし」主宰。3人の子どもと夫との5人暮らし。整理収納と防災のスキルを活かし、家族みんなが「無理なく続けられる」心地よい暮らしを提案。各種メディアで活躍するほか、お片付けサポートやオンラインでの片付け相談、レッスン、ワークショップなども行う。
https://www.tsudukukurashi-taka.com/
(編集/ワン・パブリッシング)