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おうちパンの専門家も驚いた!鍋とパンのマリアージュ【1】キムチ鍋×チーズパン

おうちパンの専門家も驚いた!鍋とパンのマリアージュ【1】キムチ鍋×チーズパン

自宅で過ごす時間が増えたことから、おうちでパン作りを楽しむ人が増えているそうです。この冬は「スープとパン」のように「鍋とパン」の食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。今回はおうちパンの専門家・吉永麻衣子さんが登場。鍋にピッタリのパン5種の作り方を教えていただきます。
この記事ではチーズパンの作り方をご紹介。合わせる鍋は「キムチ鍋」です。それではさっそく作ってみましょう。

こんにちは、吉永麻衣子です。私はとにかく簡単な、ハードルを下げたパンのレシピを開発することで、多くの人にパン作りを楽しんでもらいたいと思っています。
今回は「鍋とパン」という意外な組み合わせをみなさんに紹介します。まずはチーズパンと「キムチ鍋」のマリアージュから。まろやかなチーズ入りのパンには、辛味とコクが印象的な「キムチ鍋」がおすすめです。

チーズパンの材料・道具<12個分>

チーズパンの材料・道具<12個分>

[材料]
・強力粉……200g
・砂糖……15g
・塩……3g
・バター…10g
〈A〉・牛乳…100g
〈A〉・水…40g
〈A〉・インスタントドライイースト…2g
・チーズ 240g
・強力粉(分量外)……適量(打ち粉として使用)

[道具]
・大きなボウル
・小さなボウル
・キッチンスケール
・ゴムべら
・カード(生地を切る用)
・めん棒
・キッチンばさみ
・ふた付きの保存容器(800ml)
※保存容器は生地が膨らむことを想定して深さのあるものを選びましょう。

作り方-生地を作る-

作り方-生地を作る-

(1)小さなボウルに〈A〉を入れて2分ほど置きます。大きなボウルに強力粉、砂糖、塩を入れてゴムべらで混ぜたら、〈A〉を一気に加えて手でこねていきます。
(2)生地がよく混ざってひと塊になったら、バターを均一に揉み入れます。
(3)さらにこねていき、表面がつるんとなるようにまとめます。
(4)生地を冷蔵庫で8時間以上発酵させれば準備完了です。

※生地は1日に1回以上丸め直せば、冷蔵庫で5日間保存が可能です。

作り方-成形して焼く-

作り方-成形して焼く-

(5)打ち粉を振り、生地を取り出して、12等分します。めん棒でのばしたら生地の中央にチーズを乗せます。
(6)チーズを包み、つまみ合わせた方が底側になるようオーブンに並べます。
(7)キッチンばさみで生地の上部を十字にカット。
(8)180度に予熱したオーブンで15分焼き、粗熱がとれたら完成です。

パンはオーブン以外でも焼けるんです

パンはオーブン以外でも焼けるんです

パンはさまざまな道具で焼成できます。初心者に手軽でおすすめなのはフライパンです。
オーブンは、庫内が広く熱の回りも良いので、焼きあがりが均等で見た目も綺麗になります。
オーブントースターを使うと、手軽に焼成できます。アルミホイルを敷き、予熱なしで焼いてください。
オーブントースターよりも短時間で焼けるのが、魚焼きグリルです。アルミホイルに油を薄く塗って生地を置き、3〜4分程度で焼きあがります。忙しい朝にぴったりです。

チーズのコクがピリ辛な味わいとマッチ

チーズのコクがピリ辛な味わいとマッチ

唐辛子の辛さと、チーズのまろやかな風味が絶妙なマリアージュ。チーズが「キムチ鍋」の旨みにコクをプラスし、箸が止まらないおいしさです。鍋のおかげで体はポカポカ。寒い冬の日におすすめの組み合わせです。

[参考レシピ]
プチッとキムチ鍋
https://www.ebarafoods.com/recipe/detail/recipe1543.php

ゆとりのある日に生地の「作り置き」を

毎日の食事作りって、とても大変ですよね。そんなとき覚えておいていただきたいのは「冷凍作り置きパン」です。
時間のある週末に生地を用意し、冷凍保存をしておきましょう。
必要なタイミングでさっとカットして焼けば、おやつにも主食にもなってくれます。

PROFILE:吉永麻衣子
 パン講師・料理家。一般企業にて法人営業や新規事業立ち上げを経験し、パンの世界へ。専門学校講師、カフェキッチン、日本ヴォーグ社ハッピークッキングの立ち上げをした後、自宅にてパン教室をスタート。「忙しいママでも毎日焼けるパン」をテーマにしたレシピが共感を呼び、現在は書籍の出版やコラムの執筆等多岐にわたり活躍。著作に「失敗しない
 絶対おいしい!
 おうちパン教室」(主婦の友社)など。

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