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おうちパンの専門家も驚いた!鍋とパンのマリアージュ【4】ちゃんこ鍋×和風ピザパン

おうちパンの専門家も驚いた!鍋とパンのマリアージュ【4】ちゃんこ鍋×和風ピザパン

今回は和風ピザパンの作り方を、おうちパンの専門家・吉永麻衣子さんに教えてもらいます。手軽に作ることが大切なので、正確な円に成形しなくても大丈夫。
和風ピザパンに合わせるのは「ちゃんこ鍋」。さっぱりとおいしいスープにボリュームたっぷりのピザパンがよく合います。ちょっとしたおもてなしにも活躍しそうなメニューです。

毎日毎日品数の多い食事を用意するのは大変ですよね。忙しい時こそ、私は魔法の言葉「パーティー」を使っています。例えば、餃子とごはんしか用意できなくても「餃子パーティー」と言えばなんだかワクワクしませんか? 私の子どもたちは、パーティーが大好き。おうちでの焼肉ごはんも「焼肉パーティーだよ」と言うと、とても喜んでくれます。
今回作る和風ピザパンと、一緒に合わせるのは「ちゃんこ鍋」です。この2品を用意できただけでごちそうメニュー。きっとお子さんも楽しんで食べてくれますよ。

和風ピザパンの材料・道具<1枚分>

和風ピザパンの材料・道具<1枚分>

[材料]
・強力粉……150g
・薄力粉……50g
・砂糖……10g
・オリーブオイル……10g
〈A〉・水……80g
〈A〉・インスタントドライイースト……2g
〈A〉・塩麹(液体)……20g
・のり、しらす、塩昆布、小ねぎ、チーズ……適量
・強力粉(分量外)……適量(打ち粉として使用)

[道具]
・大きなボウル
・小さなボウル
・キッチンスケール
・ゴムべら
・めん棒
・フォーク
・ふた付きの保存容器(800ml)
※保存容器は生地が膨らむことを想定して深さのあるものを選びましょう

作り方-生地を作る-

作り方-生地を作る-

(1)小さなボウルに〈A〉を入れて2分ほど置きます。大きなボウルに強力粉、薄力粉、砂糖を入れてゴムべらで混ぜたら、〈A〉を一気に加えて手でこねていきます。
(2)生地がよく混ざってひと塊になったら、オリーブオイルを均一に揉み入れます。
(3)さらにこねていき、表面がつるんとなるようにまとめます。
(4)生地を冷蔵庫で8時間以上発酵させれば準備完了です。

※生地は1日に1回以上丸め直せば、冷蔵庫で5日間保存可能です。

作り方-成形して焼く-

作り方-成形して焼く-

(5)打ち粉を振り、生地を取り出して、めん棒で5mm程度の厚さにのばします。
(6)のばした生地にフォークで穴を開けます。
(7)のり、しらす、塩昆布、小ねぎ、チーズをまんべんなくトッピング。
(8)250度に予熱したオーブンで7分焼き、完成。

ピザの具材は自由にトッピングを

ピザの具材は自由にトッピングを

今回は和風のピザを意識して、塩昆布、しらすなどを使いました。この他にも明太子やイカの塩辛など味の濃いものをメインに、ちりめんじゃこ、海苔の佃煮、ちくわをトッピングしてもいいと思います。好みで醤油を塗ったらより香ばしくなりますし、洋風にしたいならトマトソースやマヨネーズに変えるだけでOKです。
「おうちパン」のいいところは自宅で好きにアレンジができるところです。みなさんも、いろいろな具材を試してみてください。

しっかり味のピザパンには「ちゃんこ鍋」が相性〇

しっかり味のピザパンには「ちゃんこ鍋」が相性〇

ふんわりと肉厚のピザパンは、食べ盛りのお子さんに大人気。和風ピザパンがしっかり主張するお味となっている分、優しい味わいの「ちゃんこ鍋」でバランスをとっています。丸鶏ベースのあっさりとした鍋と、磯の香りが鼻から抜けるようなピザパンは、どちらも食材の自然な味わいを感じられますよ。

[参考レシピ]
プチッとちゃんこ鍋
https://www.ebarafoods.com/recipe/detail/recipe2231.php

毎日の食事は効率よく準備を

私は手間を最小限にしたいので、例えばパンなら夜のうちに発酵させておき、朝起きたら家族が食べる分だけ焼くようにしています。あとは卵焼きとウインナーを焼くぐらいです。
夕食も、「黄金の味」でお肉を焼いてごはんと一緒に出すだけで十分。疲れている時、なんとなくがんばれない時は無理をしなくていいと思います。

一方で、栄養面はあまり手を抜きたくありません。子どもたちが苦手な野菜は、バナナと一緒にミキサーに入れてジュースにしています。なかなか食べてくれない時は、ひと工夫をして子どもたちの食事時間もパパッと終わらせてしまいましょう。

PROFILE:吉永麻衣子
 パン講師・料理家。一般企業にて法人営業や新規事業立ち上げを経験し、パンの世界へ。専門学校講師、カフェキッチン、日本ヴォーグ社ハッピークッキングの立ち上げをした後、自宅にてパン教室をスタート。「忙しいママでも毎日焼けるパン」をテーマにしたレシピが共感を呼び、現在は書籍の出版やコラムの執筆等多岐にわたり活躍。著作に「失敗しない
 絶対おいしい!
 おうちパン教室」(主婦の友社)など。

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