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おうちパンの専門家も驚いた!鍋とパンのマリアージュ【5】濃厚みそ鍋×ベーコンエピ

おうちパンの専門家も驚いた!鍋とパンのマリアージュ【5】濃厚みそ鍋×ベーコンエピ

今回はおうちパンの専門家・吉永麻衣子さんからベーコンエピの作り方を教えていただきます。一緒に合わせる鍋は「濃厚みそ鍋」。
塩味が特徴的なベーコンエピと、濃厚な味わいのみそ鍋とのマリアージュが楽しみです。

ちぎって食べられるベーコンエピは、おやつにもぴったり。塩麹の酵素が、小麦粉の甘みを引き出してくれます。形だけを見ると、難しそうに思えますが、実は簡単です!
合わせたいのは豚骨の風味が詰まった「濃厚みそ鍋」。ベーコンエピのほどよい塩加減が、鍋の味わいにインパクトを添えます。ぜひ、試してみてください。

ベーコンエピの材料・道具<4個分>

ベーコンエピの材料・道具<4個分>

[材料]
・強力粉……150g
・薄力粉……50g
・砂糖……10g
・オリーブオイル……5g
〈A〉・水……110g
〈A〉・インスタントドライイースト……2g
〈A〉・塩麹(液体)……20g
・ベーコン(約20cm)……4枚
・強力粉(分量外)……適量(打ち粉として使用)

[道具]
・大きなボウル
・小さなボウル
・キッチンスケール
・ゴムべら
・カード(生地を切る用)
・めん棒
・キッチンばさみ
・ふた付きの保存容器(800ml)
※保存容器は生地が膨らむことを想定して深さのあるものを選びましょう

作り方-生地を作る-

作り方-生地を作る-

(1)小さなボウルに〈A〉を入れて2分ほど置きます。大きなボウルに強力粉、薄力粉、砂糖を入れてゴムべらで混ぜたら、〈A〉を一気に加えて手でこねていきます。
(2)生地がよく混ざってひと塊になったら、オリーブオイルを均一に揉み入れます。
(3)さらにこねていき、表面がつるんとなるようにまとめます。
(4)生地を冷蔵庫で8時間以上発酵させれば準備完了です。

※生地は1日に1回以上丸め直せば、冷蔵庫で5日間保存が可能です。

作り方-成形して焼く-

作り方-成形して焼く-

(5)打ち粉を振り、生地を取り出します。めん棒で5mm程度の厚さの長方形にのばし、4等分してベーコンを乗せましょう。細長いスティック状になるように巻いていきます。
(6)オーブンシートを乗せた天板に、巻き終わりの部分が下になるよう生地を置きます。キッチンばさみで等間隔に切り込みを入れます。
(7)切り込みを互い違いに外側にずらします。
(8)180度に予熱したオーブンで15分焼きます。網に乗せ、粗熱がとれたら完成です。

はさみを斜めに入れれば失敗なし!

はさみを斜めに入れれば失敗なし!

はさみを入れる角度が天板に対して垂直になると、生地をきれいに左右にズラせなくなってしまいます。天板に対し、斜めになるよう、はさみをねかせて切り込みを入れてください。
入れる間隔は2cm程度を目安に。間違って生地を最後まで切ってしまっても、焼いている間に膨らんで繋がるので大丈夫です。

塩味が印象的なベーコンエピが濃厚みそ鍋と好相性

塩味が印象的なベーコンエピが濃厚みそ鍋と好相性

2種類の米みそと、豚骨、香味野菜の旨みを効かせた「濃厚みそ鍋」は、しっかりとしたみそ味が食欲をそそります。そんな鍋に合うのはベーコンエピ。野菜たっぷりの鍋に、ジューシーなベーコンがコク深い味わいをプラス。飽きることなく食べられるおいしいマリアージュです。

[参考レシピ]
プチッと濃厚みそ鍋
https://www.ebarafoods.com/recipe/detail/recipe2942.php

新メニューのヒントはスーパーから

新しいパンのレシピは、簡単には生まれません。スーパーに行ったら、食材を見ながら「どれがパンに合うかな」と考えています。子どもの苦手なにんじんからヒントを得て、「にんじんパン」を作ったこともあります。食べてもらえると、心から嬉しいですね。

みなさんの普段の料理でも、自分の大切な人の好きな食べ物、もしくは苦手な食べ物から考えてみると、新たなレシピ・アレンジ方法が見つかるかもしれません。失敗しても大丈夫です。私もたくさん失敗しています。その分、作れた時の喜びやワクワクした気持ちを大切にしてくださいね。

PROFILE:吉永麻衣子
 パン講師・料理家。一般企業にて法人営業や新規事業立ち上げを経験し、パンの世界へ。専門学校講師、カフェキッチン、日本ヴォーグ社ハッピークッキングの立ち上げをした後、自宅にてパン教室をスタート。「忙しいママでも毎日焼けるパン」をテーマにしたレシピが共感を呼び、現在は書籍の出版やコラムの執筆等多岐にわたり活躍。著作に「失敗しない
 絶対おいしい!
 おうちパン教室」(主婦の友社)など。

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