食肉が健康によいことを示す調査結果があります。1900(明治33)年ごろ日本人の平均寿命はわずか36~37歳でした。平均寿命が70歳を超えたのは、女性が1960(昭和35)年、男性が1971(昭和46)年のことです(厚生労働省:第22回生命表の概況)。これは、第2次世界大戦後、日本人が畜肉や乳製品などを食べるようになり、食の多様化が進んだことが要因の1つと考えられます。
お肉などの動物性たんぱく質は、筋肉や血液を作るだけでなく、骨を作るメカニズムを促進し、ホルモンのバランスを整える効果もあります。また、血管をしなやかにして脳血管疾患を予防し、感染症に対する免疫力を高める作用もあるのです。
日本が長寿国になった要因の1つに、動物性たんぱく質の摂取量が増えたことも挙げられるでしょう。
お肉全般の効能
健康に欠かせないお肉の効能
記事一覧
大人に役立つ効能
- このコラムの内容は「肉」一般についての学術的所見であり、当社製品の効果効能ではありません。
- 東京農業大学/鈴木敏郎名誉教授の監修を得てエバラ食品工業株式会社が制作しました。
- 監 修
- 東京農業大学 名誉教授
鈴木 敏郎(すずき としろう)先生
プロフィール
- 1980年3月
- 東京農業大学大学院農学研究科農芸化学専攻(博士後期課程)修了(農学博士)
- 1981年4月
- CSIRO(オーストラリア)食品化学部門食肉研究所へ2年間留学
- 1983年4月
- 東京農業大学農学部総合農産加工実習所助手
- 2003年4月
- 東京農業大学応用生物化学部食品加工技術センター教授
- 2007年4月
- 東京農業大学農学部畜産学科教授へ所属変更
- 2012年4月
- 東京農業大学農学部 学部長
- 2016年3月
- 東京農業大学退職
- 4月
- 東京農業大学名誉教授 現在に至る
著書:食品加工技術概論(共著)、食肉・肉製品の科学(共著) 他
2019年4月現在